東京農村ブログ

こくベジ便は今日も走る【東京農サロン開催レポート】

(インターン生福田遼大による報告です。)

【開催日】 2021年4月21日(水) 

【テーマ】『東京農サロン ~届ける~ 野菜を運ぶとまちがつながった!まちの共通言語「こくベジ」』

毎月いちどの東京農サロン。

今月は21日(水)に、新型コロナウイルス感染対策のため人数を絞った形で「東京農サロン」が開催されました。オンライン参加と合わせると計18人の方々に聞いていただき、大変活気のある回となりました。


今回は、「野菜を運ぶとまちがつながった!まちの共通言語『こくべじ』」と題して、国分寺市で地産地消の「こくベジプロジェクト」に携わっている、奥田さんに登壇していただきました。”こくベジ”とは国分寺の農家さんが生産した農畜産物の愛称で、奥田さんはそのこくベジの配達を行っています。

2016年3月に始まった「こくベジプロジェクト」。今までの取り組みや苦労、そしてこれからの展望など、「こくベジプロジェクト」の今までとこれからについてお話しいただきました。キーワードは「日常に組み込むこと、単発のイベントで終わらないこと」。そのために、1人でやらずにみんなが自発的に取り組める環境を作ること、そして無理をしないことを大事にされていると教えていただきました。

22店舗からスタートした配達先の飲食店は、2020年には110店舗まで広がり、スタートから5年経った今もなお続いている国分寺市全体を巻き込んだ取り組み。その中心人物である奥田さんのお話しからはたくさんの学びがありました。登壇していただいた奥田さん、そしてご参加いただいた皆様ありがとうございました。

今後とも、「東京農サロン」をよろしくお願いします。

※より詳しく「こくベジ」をお知りになりたい方は以下もご覧ください。(Green Connection Tokyoさんのページ)


https://green-connection.tokyo/2019/02/23/case001/

【 3月17日は、東京農サロン! 】

「 小松菜14トン廃棄!?コロナ危機をプラスに転じた秘策とは?」



赤坂見附にある東京農村で、東京農業の繋がりをつくってきた「東京農サロン」

東京農業のこれからをもっとワクワクする場に。東京農業のこれからを一緒に考えるイベントです。

今回は、江戸川区で小松菜農家を営んでいる、小原さんと門倉さんに登壇していただきます。取引先がコロナの影響で注文が激減し、栽培した14トンもの小松菜が廃棄の危機に。そんな超絶危機的な状況の中、小原さんと門倉さんたちは、様々なアイデアと行動力で、なんと売上をプラスにしています。コロナ禍でできることを最大限に発揮するそのアイデアと行動とは。お二人の活動を深掘りしながら、これからの農業の可能性ついてお話ししたいと思います。

 
【ゲスト】 

小原 英行(コハラ ヒデユキ)さん

東京都江戸川区の小松菜農家。耕作面積2.5反。1978年生まれ、東京農業大学卒業後、バイトで自転車便T-servと稼業の農業の兼業で2年過ごしそこから、専業農家へ。当時は築地市場への出荷が100%だったが、その後ネット環境含め周辺環境が変わっていくにつれ、2005年頃から個人販売や飲食店、学校給食への販路拡大を意識する。価格決定権がゼロ、もしくはほぼない市場出荷に対し自分の農産物の価格を自分で決めるという道にすすむ。その中でも大きく伸びたのは学校給食のマーケットで約10年かけて徐々に学校給食への出荷が伸び、12年目で学校給食含む契約栽培100%になる。現在は学校給食に月間2.5トン~3トンの出荷を中心とし、マーケットにおけるシェアと斬新な発展性を生み出すため門倉農園と業務提携しつつ、小さな力で大きな富を安定して得るための経営を日々模索中である。




門倉 周史(カドクラ シュウジ)さん

1984年生。大学卒業後門倉農園に就農。10年前位からより門倉農園の小松菜をブランド化するため三越、伊勢丹、高島屋、成城石井、紀ノ国屋にFGで小松菜を納めはじめた。3年前より学校給食をスタートし、3年で1ヶ月3トンのオーダーに成長。FG、学校給食、飲食店などで、1ヶ月で約4トン納めている。現在100%契約農家として小規模な農地で安定と利益につながる事をより求め続けるため3年前より小原農園と提携。


【参加方法】

❶直接参加する方法と、❷オンライン参加が選べます。


❶ イベントページの参加予定ボタンを押してください。
https://www.facebook.com/events/2827913280806189
参加費 : 3000円 / 軽食・お酒ソフトドリンク付き

※先着10名。当日は、換気、アルコール消毒、距離を測りながら感染予防対策を行います。ご協力よろしくお願いいたします。

場所:港区赤坂3-19-1 東京農村 4F.Root office


  

❷オンラインで参加する。
peatixより申し込みください。
https://peatix.com/event/1839283/view…

参加費 : 1000円 / 17時半~18時45分までの(予定)トークイベントのみ参加になります。

※申し込みの方には直接zoomの案内をさせていただきます。

年の瀬ですね。玉川上水、見てきました。

メリー・クリスマス!
さて、もうすぐ年末です。東京農村の各飲食テナント(1~3F)の営業日は下記のとおりです。

なお、4F「東京農村クラブ」のコワーキングスペースは365日出入り可能となっています。

【東京農村の飲食店の年末年始のお休み】

・東京野菜キッチン SCOP:12月25日(本日)マデ、新年は1月5日(火)より営業

・酒肴 ほたる:12月29日(火)マデ、新年は1月7日(木)より営業

・nomuno:12月29日(火)マデ、新年は1月4日(月)より営業

引き続きご愛顧くださいませ。


さて、管理人菱沼は、先日、玉川上水の一番上流、多摩川から水を取っている羽村の取水堰を見てきました。
この日は快晴!

玉川上水を作ったという玉川兄弟(この功績により、玉川の苗字を与えられたそう)の銅像もあります(冒頭写真)。

玉川上水は、この羽村から、遠く四谷まで続いていきます。(ちなみに、途中、中央線三鷹駅の真下を通ります。)
もし玉川上水がなかったら、現在の東京農業は今の形にはなっていないわけですが、この玉川上水が建設重機もない江戸時代にわずか10カ月で開通したというのだから驚きです!

東京農村も新しい試みを続けて、東京の農業を変える存在になりたいものです。

東京農村の電気が再生可能エネルギーになりました!

このたび、東京農村は電気の供給契約をワタミエナジー株式会社と締結し、本施設の電気を再生可能エネルギーといたしました。

ワタミエナジー社ではこの秋より「再エネ100プラン」を開始しており、本施設が利用第1号となりました。

東京都内の農業はそれぞれの地域の環境との調和を目指していますが、本施設も東京農業を発信する施設として、温室効果ガスの削減をはじめとして環境に優しい施設を今後も目指してまいります。

 

なお、ワタミエナジー社よりプレスリリースが発信されていますので、以下にリンクいたいます。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7522/ir_material/150402/00.pdf

第2回「農家と食べよう! in東京農村」を開催しました

農家さんと楽しく過ごす食事会シリーズ「農家と食べよう! in東京農村」。第2回を開催しました。
今回は、あきる野市で種苗店を営みながら、東京西洋野菜研究会の事務局をされている野村辰也さんをお招きし、イタリア原産のカラフルな野菜を紹介していただきました。
リーキ(西洋ねぎ)、ビーツ、スティックフェンネル、ケールなど、いま人気急上昇中なのだそうです。

野村さんの日ごろのご商売、最近の人気の品種についてお話を興味深く伺ったあと、みんなでカンパイ!

 

東京農村1F「東京野菜キッチン SCOP」で野村さんお野菜を丁寧に料理し、ペアリングのワインと一緒にご提供しました。

シェフ星野允人さんはイタリアン出身なので、めちゃくちゃ力が入っていました。

写真は「2種のビーツのリゾット、八王子産のお米で」。
ビーツの甘みが引き出されていて、色合いも鮮やか、お米もしっかりと歯ごたえがあって……美味!

参加者のみなさんも、日ごろはあまり食べない珍しい品種が次々と登場したので興味津々でした。イタリアの野菜はじつにカラフル。そこも楽しいです。
野村さんからは、「ビーツはプランターでも育てやすいので、ぜひ家でもやってみてくださいね。」

今回は夏野菜でしたが、冬には高級野菜として知られる、なんともいえない甘みが特徴のラディッキオが登場するそうです。チコリの仲間ですが、軟白して育てるので、栽培難易度が高い野菜です。冬には「SCOP」でメニューに載ると思います!楽しみですね。

野村さんが事務局を務める東京西洋野菜研究会は、下北沢や吉祥寺などのマルシェにもときおり出店しています。ぜひのぞいてみてはいかがでしょうか?


【東京西洋野菜研究会のFacebookページ】 https://www.facebook.com/tokyoeuropeanvege/
【東京西洋野菜研究会のWEBサイト】 http://tokyovege.mystrikingly.com/

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