東京農村ブログ

【第7回root cafe 「3拠点居住の生活」】

こんにちは、rootrootの鈴木です。
羽田野さんのroot cafeのご報告です

今回のゲストは、株式会社ケイエスケイシステム 取締役社長の羽田野真寛さん。「3拠点居住の生活」をテーマにお話しいただきました。

ご自身の経歴からお話は始まりました。
大学出てベンチャーのサラリーマン。ある日、何のために忙しくしているのか疑問が生まれて退職、起業。最初はうまくいかなくて、切羽詰まってバイトしたfarmer’s market で出会った人とのつながりが今につながっているようです。

今の仕事は、東京での食品流通、ベンチャーサラリーマンの経験を活かしたwebマーケティング支援。千葉大多喜でのミント栽培。石川小松の滝ノ原ファーム  http://takigaharafarm.com でのブルーベリー栽培と粟津温泉のまちづくり支援。


千葉も石川も、farmer’s marketで出会った人からの紹介から始まったよう。とはいえ「あとはよろしく!」的な紹介だったそうで、地元に入っていくための苦労も伺いました。

羽田野さんは、いろいろな仕事をやる「百姓」をライフスタイルとして切り開いていきたいとおっしゃいます。仕事にする基準は、面白いと思えるかどうか。面白がれる仕事が3拠点に分かれていても、やり方を考えればやれるとのこと。


集まった方々も、複業や2拠点に関心のある方々。畑の草取りや家族との関係、3拠点の次は4拠点か、など活発な意見交換になりました。

そんな羽田野さんが東京での拠点にしているのがroot office。テーマが食、農、地域とはっきりしているのが居心地がいいとおっしゃいます。
root officeの入居者も募集中です。こちらもよろしくお願いします。

さて、次回root cafeは・・・

テーマは「都市農業のおもしろさ」

▶ゲスト
苅部 博之さん

横浜で2.5haの農地で露地野菜を作る農家の13代目。野菜の美味しさを追求し、鮮度・品種・土作りに力を入れて作ってる。
育てた野菜は自分の直売所「FRESCO」で販。農業に興味ある方々を集め、百姓塾・農業塾で塾生と共に働く。
「神七(カナセブン)」代表。全日本鍬検定協会会長。

横浜市で農業を営む苅部さん。なんとオリジナル野菜の苅部大根、苅部ネギ、苅部人参も栽培しています。代々受け継がれてきた農業で新たな試みを続ける苅部さんに、野菜作りに対しての想い、都市農業のおもしろさを深堀りしてお聞きしたいと思います。

■詳細

日 程:11月7日(水)
時 間:19:00 ~ 20:30くらい
場 所:東京農村 4F Root Office(URL: http://rootroot.jp)
定 員:15名くらい(先着順)
費 用:1,500円(*当日お支払い)

参加をご希望の方は・・・
FBのイベントページ https://www.facebook.com/events/567679367001534/?ti=icl から、参加ボタンを押してください!

【第6回 rootcafe 「都心で働く、週末農家の暮らし」 】

こんにちはrootrootのkudoです。

先週行われたrootcafeの報告です。
テーマは「都心で働く、週末農家の暮らし」でした。
ゲストは冨永悠さん(板橋区の農家さん)です。
大手家電メーカにお勤めをしながら、週末は家族でやっている川口農園で農家として活躍している方です。

農園での直売、あとは板橋区内のマルシェ・飲食店へ。
板橋区内の川口農園では、野菜は一通り作っていますが、特に豆類に力を入れているそうです。
今は兼業で農家ですが、いつかは専業で農家に取り組みたいとのこと。
IT系のお仕事でバーチャルな世界にいらっしゃると、逆に自然を相手にする農の世界が近くにあることでバランスがとれるのでしょうか?
富永さんの働き方、そして将来の夢に集まった皆さんも関心をもっていただいたようです。
次回のrootcafeは10/31 19時からです。

rootofficeの入居者さんでもあります、
株)ケイエスケイシステムの社長さんでもある羽田野真寛さんです。
テーマは「3拠点居住をしながら、それぞれの地域でのお仕事」

東京と石川・千葉での3拠点での活動のお話をして頂きます。
地方移住や地域活性、農業に興味がある方に是非ご参加いただきたい内容です。

https://www.facebook.com
↑での参加をクリックしてください。
お待ちしております。

【第5回root cafe 「 ガストロノミーの最前線 」】

こんにちは、rootrootのkudoです。
大変お久しぶりのblogですが。
先日行いました、root cafeのご報告です。
blog更新していない間に、root cafeも第5回目になりました(;^ω^)

今回のゲストは、辻調理師学校の企画部・メディア・プロデューサーの小山伸二さんを
迎えまして「ガストロノミーの最前線」をお話ししていただきました。 
いつものように、参加者の方々の自己紹介から始まり。

現在における「食」を取り巻くさまざまな問題を「ガストロノミー」という概念を使って
読み解いて行こう。そんな授業をこの秋から立教大学で取り組むことに。
たくさんの学生達に弁をふるっているだけに、大変分かりやすく尚且つ興味深いお話をして頂きました。
Root Cafeとは、農や食をメインテーマにいろいろな方をお招きして、
みんなでゆるく楽しみながら話そうという会でして、毎月水曜日に開催しています。
場もこのように、楽しく進んでいきます。
小山さんのエスプリで皆さん興味津々で、お話が弾みました。

root cafeは、この後交流会があります。
この交流会も楽しみの一つになればと思います。

さて、次回はのroot cafeは・・・
●テーマは「都心で働く、週末農家の暮らし」

会社員として働きつつも、土に触れたい、農にかかわりたいーー。そんな想いを東京・板橋区で軽やかに実現している方がいます。冨永悠さん(35歳)は平日は会社で、週末は畑で汗を流す「週末農家」さんです。

今回のRoot Cafe では、冨永さんをゲストにお呼びし週末農家の醍醐味や魅力、今後の課題についてお話していただきます。農に関わりながら働く暮らしや、都市の農業の可能性について語り合いませんか。

■詳細

日 程:10月10日(水)
時 間:19:00 ~ 20:30くらい
場 所:東京農村 4F Root Office(URL:http://rootroot.jp)
定 員:15名くらい(先着順)
費 用:1,000円(*当日お支払い)

■タイムスケジュール

19:00〜 参加者の自己紹介
19:15〜 ゲストのお話(約30分)
19:45〜 質疑応答
20:00〜 名刺交換・情報交換・交流会(軽い飲食付き)
21:00〜 
1F 「Tokyo Bistro SCOP」にて飲み会(あくまでも自由参加です)

https://www.facebook.com/events/331988580942690/

Rootrip 東京・八王子 FIO 〜みんなで田植え〜

Rootrip(ルートリップ)食の根っこに触れる旅。

というコンセプトに、食の現場に触れる体験型の企画をしていきます。

 
今回は以前Root officeでお話していただいた、大神さんが代表を務めるFIOのイベントにお伺いしました。

 


 
「ひゃ〜〜〜〜〜!!ヌルヌルしてるぅ!」

ズボンを膝上までめくり上げ、田んぼの泥んこに入った瞬間、賑やかな声が響きわたります。




毎年FIOが主催している、みんなで田植え。東京八王子の堀之内にある田んぼです。参加者は市内外に住む方たち。小さな子どもから、おばあちゃんまで。FIOの牛舎に集合し、そこから山に向けて5分ほど歩いた場所に田んぼが。そこは、東京だとは思えない、緑もっさりな景色が一面に広がります。




まず、大神さんから田植えの説明。もち米用の苗を3~4本取って、親指、人差し指、中指でつまむように持って土の中に植えます。(子どもたちも真剣!)そして、さっそく田んぼへ。思い切りよくズボッと泥に足を突っ込み、フラフラ。泥に足をとられ進むのにも苦労してましたが、徐々に慣れ「泥ちょー気持ちいいぃ」と。

ピーンと張った縄を目印に、1列に並び、ひとつひとつみんなで揃いながらゆっくり苗を植えていきます。おとなも子どもも真剣な表情。せーので縄を張り、せーので苗を植える。参加者同士の一体感が生まれます。最初はゆっくりだった植え方も、慣れてきていいペースに。いつの間にか、胸まで泥んこな子も。あっという間に時間は過ぎ、1時間ほどで終了。みんな泥まみれになりながらも、疲れを見せず、清々しい表情をしていました。
 







参加した方に感想を聞くと、ふだん土や泥に触れる機会もなく、子どもと一緒に体験できてとても楽しかった。という方や、苗を実際に初めて見て、ここからお米ができるのが不思議。など。ぼくたちが生活していて当たり前にある、食の成り立ちに少し触れ、充実した時を過ごしていました。収穫する秋が楽しみです。









大神さんありがとうございました。

これからRootripでは、食の根っこに触れる体験型の企画をしていきます。どうぞお楽しみに〜!

Root Root 農家さんの新鮮な話と、旬を味わう交流会 レポート

先週の土曜日、東京農村4F Rootオフィスにて行われました。国分寺中村農園の中村克之さんと、八王子で農業を営む、FIOの大神辰裕さんにお話していただきました。
 



  
まず、FIOの大神辰裕さんから。八王子で若手農家の大神さんは、九州の福岡県出身。ご実家も農業を営んでいます。企業で勤め、芸人活動をされた後、東京で新規農業者に。株式会社FIOを同世代の3名で立ち上げ、2017年より代表取締役になりました。


農薬や化学肥料を使用しないFIOの野菜。最初の頃は、土づくりから作物の育て方まで、何から何まで初めてのことで本当に苦労したそうです。その中でも、野菜の収穫体験や田植えイベント、ハチミツ収穫祭など、積極的に様々な人が農業に触れる機会をつくっています。


また、FIOで栽培された多様な野菜は自営の直売所で購入することができます。そこは、すぐそばの畑で採れた野菜が並び、顔の見える関係で、まさに地産地消の場になっています。ただ、これまでいろんなことに挑戦し続けるFIOにも、うまくいかないことや、思い通りにならないこともしばしば。でも、その度、大神さんはチームとして、地域に根付かせる農業や、人とのつながり、何のためにやるのかを考え、一つ一つ乗り越えています。大変な事も明るくお話してくれる大神さん。気さくな人柄で、一つ一つの丁寧な取り組みが、栽培されている野菜の味にも表れている感じがしました。





  
次は、国分寺中村農園の中村克之さん。
大手IT企業に勤めた後、国分寺の農家さんに。きっかけは娘さんの一言。「おじいちゃんの作った野菜が一番美味しい!」企業で働く自分には、作ったもので娘を喜ばすことができないと感じ、決心して農家さんに。周りで栽培している人が少ない、イチゴの栽培に取り組みます。全くの異業種から飛び込んだ世界。試行錯誤を繰り返しながら、今ではいろんなところで中村さんのイチゴが販売されています。


そして、地域とのつながりも。国分寺では、“地域通貨ぶんじ”という取り組みがあり、そこで地域の様々な人との交流が生まれ、栽培しているイチゴが地元のカフェのメニューに。丁寧に手間暇かけたイチゴが、美味しい料理になるのを本当に嬉しく感じているとのことです。また、農業を通していろんな人を繋げています。地元の福祉施設と連携しイチゴジャムの製品化や、国分寺市のこくベジプロジェクトを通し、様々な地域の団体とともに、地産地消に向けた取り組みを積極的に行っています。


人と人のつながりをとても大切にしている中村さん。いつも周りのことを気にかけ、丁寧な人付き合いからも、いろんな方から信頼されている姿があります。そんな中村さんが栽培した、紅ほっぺ。まさにほっぺが落ちるような味わい深いイチゴでした。
 


 
そして、旬を味わう交流会 !
料理家の工藤さんが作ってくれた、
・ベジタリアン押し寿司
・大豆ミートの唐揚げと農家サラダ
・ズッキーニとカブのオーブン焼き
・カブとオレンジのマリネ
・中村農園さん/ 紅ほっぺ / レタス / トマト / きゅうりのサラダ
・FIOさん/ スイスチャード / コーラルリーフ/ 紫水菜 / わさび菜 / ズッキーニ / ルッコラのサラダ




参加者の方々とともに味わいました。色とりどりの野菜料理でとても美味しかったです。交流会では登壇していただいた、中村さんや大神さんを中心に、農や食、地域に関係する職業の方から、学生さんまで。様々な方との交流がありました。ここからいろんなゆる〜いつながりができ、新し〜い活動がうまれたらと思います。


中村さん、大神さん、ご参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。また美味しい時間を一緒に過ごしましょ〜
 
・国分寺中村農園
http://www.naks-farm.com/index.shtml


・FIO
http://fio8.com

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