東京の各自治体における農業に焦点を当て、その知られざる地域性を農業を通して紐解くトークイベント「東京農サロンNeo」。
高円寺や荻窪、阿佐ヶ谷など、賑わいのある商店街のイメージが強い杉並区ですが、実は北から妙正寺川、善福寺川、神田川の三つの河川に加え、玉川上水も流れる水が豊かな地域として、古くから農業の歴史を紡いできました。
かつての農村の風情を感じ取るのは難しくなりましたが、現在も119戸の農家が36ヘクタール余りの農地を耕し 、新鮮な野菜を地域に届けています 。ファーマーズマーケット荻窪への出荷や学校給食への食材提供も行われ、杉並区は区内農業を紹介する冊子「杉並農人」を刊行するなど、農業振興に力を入れています。住宅化が進む中で、地域住民に支えられながら息づいてきた杉並区の農業を深掘りします。
■トークテーマ
・都市化の中で息づいてきた杉並農業の過去、現在
・杉並区で1ヘクタールの農地を守る「細渕農園」の農業経営
・区民や仲間と共に杉並農業のバトンをつないでいくには?
■ゲスト
細渕 良成さん:
江戸時代から15代続く杉並区の農家。大学卒業後、家業を継承。約1ヘクタールの農地で年間約30種類の野菜と果樹を栽培し、ファーマーズマーケット荻窪のほか、自宅のコインロッカー式無人販売所でも販売。化学肥料や化学農薬の使用を減らす「東京エコ25/50」認証の農産物を生産するなど、環境に配慮した農法を実践。また、若手農業者団体「杉並区グリーンクラブ」の会長を2年務めるなど、地域連携にも積極的に取り組んでいます。
吉田 知弘さん:
JA東京中央組織広報室調査役。2007年JA東京中央入組。以降は千歳生活センター、杉並グリーンセンター、ファーマーズマーケット 荻窪等を経験後、現職。
■司会進行
小野淳 ㈱農天気
■会場 東京農村4F
港区赤坂3-19-1(赤坂見附駅徒歩3分、赤坂駅徒歩6分)
■会費
3000円(懇親会代込、消費税込)
■申し込み
Peatixからお申込み・お支払いください。