今回の農サロンは「ノー残業農家のリアルな経営数字。」というテーマのもと、【驚異の労働時間短縮】を実現している、2農家さんにお話をお聞きしました。
リアルな売上、労働時間などもかなり赤裸々に教えていただきました!
WEB上では書けないので、ごくかいつまんで書きたいと思います!
まずはご登壇いただいた農家さんのご紹介からいきたいと思います。
小原農園 小原英行さん
江戸川区で代々続く小松菜農家。経営面積は24aと、農家さんの中ではやや狭めですが、高効率かつ安定的な農業経営を行っているとのこと。
現在は主に学校給食向けに卸しているそうです。
レイモンドファーム 岩崎亮介さん
西東京市で2017年に就農し、基本働きたくないでござるを行動指針として農業経営中。
総経営面積は95aで、主に地元スーパーと直売所「野菜屋れいもん堂」で販売しているそうです。
農家なのにまさかの曜日休み?
農家というと定期の休暇なしに働かれる方が多いとのことですが、今回ご登壇いただいたお二人とも曜日休みを実現しているとのこと。
これには、会場にいた多くの農家の方々からも思わず驚きの声が上がっていました…!
ちなみに小原さんは水曜休み、岩崎さんは日曜祝日休みだとのことです。
「労働時間短縮」その秘訣とは。
お二人の気になる「労働時間短縮」の秘訣は何なのでしょうか?
小原さんの場合:
主な秘訣として、小松菜を市場ではなく学校給食に卸していることが挙げられるのだそうです。
市場の場合、小松菜の丈などに規定があるため伸びすぎないようになどの調節が必要だそうですが、学校給食の方が規定があまり存在しない(むしろ丈が大きい方が喜ばれることもあるそうです!)ため、調整がしやすいとのことでした。
岩崎さんの場合:
休日は遠方に住むご家族のもとに帰られるのもあり、2日間ほど収穫しなくても大丈夫なとうもろこし・枝豆を栽培しているのだそうです。
最後には小松菜のサラダを実食!
講演が終わった後は小原さんが栽培した小松菜を使ったサラダが振舞われました!
今回のまとめとして、岩崎さんが講演内でおっしゃっていた「農業は他業界の常識が当てはまらない」という言葉がとても印象に残っています。
だからこそ、農業においては農家さん一人一人の農場経営の方針によって労働時間も売り上げも大きく変わるのではないかと感じました!
記録:植田 莉乃(エマリコくにたちインターン)