2023年1月20日(金)の夜、東京農村では東京農村・新店OPEN記念新年会が開催されました。当日は東京野菜をふんだんに使用したお料理が振る舞われたり、大越昭彦シェフによる熱い想いのこもったプレゼンテーションが繰り広げられたりして、都市農業を共通項に集まった40名ほどの参加者で大いに盛り上がりました。今回はそんな新年会の様子をレポートします。
午後6時から開催された新年会には、農家はもちろん、官僚やジャーナリスト、大学教授、デザイナーなど非常に多様なバックグランドを持つ方々が集まりました。大越シェフが東京野菜を使った料理を振る舞い、参加者は「野菜と酒」に舌鼓を打ちました。
続いて大越シェフによるプレゼンテーションが始まりました。蕎麦屋に生まれた大越シェフの生い立ちから、イタリアでの修行話、帰国後の業態開発やベーカリープロデュースなど、大越シェフの人生をぎゅっと凝縮したプレゼンテーションでした(イタリアでの色恋沙汰は大越シェフに直接聞いてみてくださいね笑)。
大越シェフのこだわりは「お客様の胃袋に入る寸前まで、お野菜の魅力や可能性を、お客様の目の前でお伝えすること」。「オフライン店舗の強みを活かして、料理や消費者を絡めて都市農業を発信していく装置として、お店が機能してくれたら」と大越シェフは語ります。そんな大越シェフは自らをシェフ(料理人)かつファーマー(農家)の「シェファーマー」と自称しています。自らも畑に通い、料理をすることで、「農家さんとの距離ゼロ」のお店を目指しているようです。
そんな大越シェフが作るお店の名前は「Sprout」。この場所から、野菜やお酒と共に、「新芽」が芽生えてほしい。そんな想いを込めて、この名前がつけられました。「全てはお客様と生産者の笑顔のために」を理念に掲げ、作業効率よりもお客様やスタッフを想うハートフルな気持ちを忘れずに、東京野菜を提供し続けます。グランドオープンは2月1日(水)。皆様もぜひ、大越シェフによる東京野菜料理を堪能してください。
現在「野菜と酒 Sprout」へのクラウドファンディングも募集中です。以下のURLよりご支援よろしくお願いします。リターンはお食事券となっています!(2月14日まで)
https://camp-fire.jp/projects/view/638400
岩崎友哉(一橋大学経済学部3年)