Rootrip(ルートリップ)食の根っこに触れる旅。
というコンセプトに、食の現場に触れる体験型の企画をしていきます。
今回は以前Root officeでお話していただいた、大神さんが代表を務めるFIOのイベントにお伺いしました。
「ひゃ〜〜〜〜〜!!ヌルヌルしてるぅ!」
ズボンを膝上までめくり上げ、田んぼの泥んこに入った瞬間、賑やかな声が響きわたります。
毎年FIOが主催している、みんなで田植え。東京八王子の堀之内にある田んぼです。参加者は市内外に住む方たち。小さな子どもから、おばあちゃんまで。FIOの牛舎に集合し、そこから山に向けて5分ほど歩いた場所に田んぼが。そこは、東京だとは思えない、緑もっさりな景色が一面に広がります。
まず、大神さんから田植えの説明。もち米用の苗を3~4本取って、親指、人差し指、中指でつまむように持って土の中に植えます。(子どもたちも真剣!)そして、さっそく田んぼへ。思い切りよくズボッと泥に足を突っ込み、フラフラ。泥に足をとられ進むのにも苦労してましたが、徐々に慣れ「泥ちょー気持ちいいぃ」と。
ピーンと張った縄を目印に、1列に並び、ひとつひとつみんなで揃いながらゆっくり苗を植えていきます。おとなも子どもも真剣な表情。せーので縄を張り、せーので苗を植える。参加者同士の一体感が生まれます。最初はゆっくりだった植え方も、慣れてきていいペースに。いつの間にか、胸まで泥んこな子も。あっという間に時間は過ぎ、1時間ほどで終了。みんな泥まみれになりながらも、疲れを見せず、清々しい表情をしていました。
参加した方に感想を聞くと、ふだん土や泥に触れる機会もなく、子どもと一緒に体験できてとても楽しかった。という方や、苗を実際に初めて見て、ここからお米ができるのが不思議。など。ぼくたちが生活していて当たり前にある、食の成り立ちに少し触れ、充実した時を過ごしていました。収穫する秋が楽しみです。
大神さんありがとうございました。
これからRootripでは、食の根っこに触れる体験型の企画をしていきます。どうぞお楽しみに〜!