東京農村ブログ

五感で感じる特産フルーツ【東京農サロン・ネオ開催レポート】

この9月から、「東京農サロン」の偶数月は、「東京農サロン・ネオ」と改称し、東京都内、ひとつの街の農産品をフューチャーしてお届けしていきます。試食もできますよ♪

初回となる9月は、ちょっと珍しいフルーツ。
八王子特産のパッションフルーツ
八王子で農業を営む濱中俊夫さんと鈴木達也さんに、東京農村のシェアオフィスまでお越しいただきました。

八王子のパッションフルーツ生産組合には、13名の農家さんが加入しています。

パッションフルーツ?食べたことない!という方も多いと思います。

当日の参加者にも食べたことがない方も多くいました。

ということで、会のなかでもさっそく試食。
手元に来た段階で、ほわっとすごくよい香りがします。
カットしたら、ぐるぐるとスプーンで果肉と種をかき混ぜてからいただきます。
爽やかな酸味と甘みが口のなかに広がります。
さらに、鈴木さんは種を噛むのがいい、とのこと。嚙んでみると苦くはなく、パリパリ、と気持ちの良い食感がします。

香り、味、見た目、食感。

参加者の方から「五感で感じるフルーツですね」の声もありました。

会は、ベジアナ小谷あゆみさんの進行で、パッションフルーツのあれやこれやを深堀りしていきます。

パッションフルーツはまだまだ知名度が低く、また価格もやや高いために、直売所に並べてもなかなか売れないとのこと。

そんなパッションフルーツは、JAで生産部会を作り、農家みんなで販路を開拓していくことで販売。また、商工会議所との連携で、市内の数多くの飲食店で使用されているということです。ジャムやジュースなどの加工品も積極的に開発しています。

パッションフルーツの栽培は、他のフルーツに比べてかなり興味深いものです。
いくつかあげていくと、まずはなんといっても収穫方法でしょう。熟してくると地面に落ちる。それを拾います。栗じゃあるまいし、そんなフルーツはなかなか聞きません。濱中さんのところでは、ふかふかの土にマルチが張ってあり、そこにポトリと落ちます。

また、受粉がすごくたいへん!受粉は完全に人による作業だそうです。しかも、花は1日しか咲かない!!

最盛期は毎朝9時半から13時までやって終わらないとのこと(9時過ぎから花が咲きます)。
そんな苦労もある、ちょっと高級な八王子の特産品です。

ぜひ生産組合のサイトもご覧ください!

https://hachioji-passion.tokyo/

※次回は11月24日(水) 18時30分。フューチャーする街は三鷹です。